『飛ぶ教室 第73号』発売。

短編『後ろの席の菊池さん』を載せていただいております。

扉絵は、たけもとあかるさん。


こんな感じに↓ アンニュイな菊池さんをすばらしく描いていただけました。

ありがとうございます。


思春期って、自分のときは何も感じなかった。

というか、思春期を特別なものにしたくなかった。

何もなくあれ! と祈りながら生きていた気がします。

生きるのがますます大変になりそうなイベントに、いちいち振り回されたくなかったのでしょう。

そのあたりが、いかにも思春期って感じですよね。


一転して、子どもの思春期を見るのは、ただただ楽しかった。

中学、高校……とりわけ中学は楽しかったな。

むきだしの感情も良心も恋心も、すべて愛しかった。

思春期ってこんなに素敵なのかと、驚きました。


私が今、思春期の人を描いているのは、そんな流れを経験したからかもしれません。

今回は中学生が描けて、嬉しかった。

ページ数の関係で、女子中学生しか描けなかったので、次は男子中学生を書いてみたい。

発注お待ちしております笑